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市報こだいら:下水道プラン特集号

更新日: 2011年(平成23年)3月20日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

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【1面】

小平市下水道プランを策定しました

小平市下水道プラン ~快適な生活環境を支える下水道~



計画策定の目的

下水道は、これまで重要な都市基盤の一つとして、汚水処理や浸水防除などの役割を果たし、

まちづくりに貢献し、市民の暮らしを支えてきました。

わたしたちが、今後も快適な生活を続けていくためには、下水道による質の高いサービスを

提供し続けることが重要となっています。

「小平市下水道プラン」(以下、プラン)は、下水道事業をとりまく環境および小平市の下水道が

抱える課題を踏まえ、中・長期的な視点に立った小平市の下水道事業のあり方(方向性)を

示すことを目的とした下水道における総合的な計画として策定しました。



計画期間と進行管理

プランの計画期間は、平成23年度を初年度とし、平成32年度までの10年間です。

最初の5年間を後期として各期間で行う施策を示しています。


小平市下水道プラン計画期間 平成23年度~平成32年度

前期 平成23年度~平成27年度


  ・5年間の実績を評価

  ・必要に応じて計画を見直し

   ↓

後期 平成28年度~平成32年度


  毎年実績数値を市報・小平市ホームページなどで公表

   ↓

平成33年度以降 長期的な視点を計画に反映



基本理念および基本方針

「快適な生活環境を支える下水道」を基本理念として揚げ、I環境に配慮したまちづくり、

II安心して暮らせるまちづくり、III環境意識が高いまちづくりの3つを下水道が貢献できる

まちづくりとし、下水道としての施策に取り組んでいきます。

また、下水道を持続的なものにする必要があることから、この3つのまちづくりに

IV下水道経営基盤の強化を加えた4つの基本方針を揚げています。


小平市下水道プラン

基本理念 快適な生活環境を支える下水道

・市民が長く住みたいまちであり続けるために、質の高い下水道サービスを提供していきます

・次世代が下水道を安心して使い続けられるよう、下水道を守り、育て、そして引き継いでいきます

・市民や事業者と連携して、下水道が将来あるべき姿の実現を目指します

   ↓

基本方針

I 環境に配慮したまちづくり

II 安心して暮らせるまちづくり

III 環境意識が高いまちづくり

   ↑

   ↓

IV下水道経営基盤の強化



取り組みにあたって

プランの推進には、市と市民・事業者が一体となって取り組んで行く必要があります。

市では、このプランの施策を着実に実行するとともに、積極的な情報発信による事業の透明性を

確保し、皆さんの取り組みの支援を行います。


市民・事業者・市の連携による小平市下水道プランの推進

―― 市民(浸水被害や環境への負荷の軽減)  ――  事業者(浸水被害や環境への負荷の軽減) ――

    例 雨水浸透施設の設置、油などの流入防止      例 雨水浸透施設の設置、油などの流入防止

                                                  

          ―― 市(下水道サービスの提供、情報提供、取り組み支援) ――



計画策定の流れと市民意見公募手続

平成21年度第2回環境審議会 平成21年10月26日 

平成21年度第3回環境審議会 平成22年3月16日 

平成22年度第1回環境審議会 平成22年8月5日 

平成22年度第2回環境審議会 平成22年10月25日

      ~

      ↓

市民意見公募手続 平成22年度12月20日~平成23年1月20日  

      ↓

平成22年度第4回環境審議会 平成23年2月18日      

      ↓

小平市下水道プラン策定


プランの策定は、学識経験者や公募市民、事業者の代表者で構成された環境審議会において、

合計5回に渡って審議しました。

また、約1か月の期間、市民意見公募手続(パブリックコメント)を実施し、

広く市民や事業者の皆さんから意見を募集し、計画策定の参考とさせていただきました。



体系図(主な施策と体系) 小平市下水道プランの体系

基本理念 快適な生活環境を支える下水道

基本方針 I環境に配慮したまちづくり

主な施策と体系 1.汚水処理対策               

全市民が下水道を利用するまちとなるよう取り組みます

○土地区画整理事業や道路整備などの開発にあわせた管きょ(下水道管)整備

○未接続家屋の解消(下水道への接続依頼)


主な施策と体系 2.合流式下水道改善対策 ★

合流式下水道(汚水と雨水を同一の管で排除する方式)から排出される汚濁負荷量を

分流式下水道(汚水と雨水を別々の管で排除する方式)並み以下にするよう取り組みます

○雨水浸透施設の設置


主な施策と体系 3.雨水浸透対策

地中への浸透量を増やすことで、健全な水循環の構築や地球温暖化防止に取り組みます

○雨水浸透施設の設置促進


主な施策と体系 4.資源の有効利用

雨水や下水(処理水、汚泥)を資源として有効利用していきます

○雨水浸透施設の設置促進

○下水道資源(再生水、下水汚泥建設資材など)の利用促進検討等


主な施策と体系 5.施設の適正管理

膨大な管きょ施設を適正に管理していくため、管理の効率化を図るとともに、施設機能維持に

取り組みます

○下水道台帳(電子化)などによる施設管理

○管きょのつまり、臭気対策の実施


基本方針 II安心して暮らせるまちづくり

主な施策と体系 1.浸水対策 ★

管きょの整備などにより浸水被害の軽減に努めていきます。また、市民などと連携を図っていきます

○未整備地区における雨水管きょ整備

○雨水貯留・浸透施設の設置促進

○市民などとの連携(被害軽減に対する取り組み)


主な施策と体系 2.地震対策

災害対策本部や医療拠点などからの排水を受ける管きょの耐震化や、関係部署と連携し、被害の最小化に取り組みます

○重要な管きょの耐震化


主な施策と体系 3.施設の老朽化対策 ★

計画的な点検・調査を実施し、予防保全的な維持管理とともに計画的な長寿命化(施設の耐用年数を延ばし、

機能を維持する)対策を行います

○計画的な点検・調査の実施 

○施設の長寿命化


基本方針 III環境意識が高いまちづくり

主な施策と体系 1.環境学習の継続

ふれあい下水道館や各種イベントなどを通じて、下水道や環境に対する市民の意識向上に努めていきます

○環境に対する情報発信と市民意見聴取(募集)

○ふれあい下水道館の活用


基本方針 IV下水道経営基盤の強化

主な施策と体系 1.経営の効率化・健全化

下水道事業としての収支バランスを図り、経営基盤を強化し、効率的な事業投資を図ります。

また、財政状況の透明性を確保します

○計画的な財政運営

○地方公営企業会計(独立した企業として経営を成り立たせる会計制度)への移行検討


主な施策と体系 2.収入の適正化

未接続家屋の解消により下水道使用料収入の適正化を図ります。

また、今後の収支を見極めながら下水道料金の検証を行います

○未接続家屋の解消(下水道への接続依頼)

○下水道使用料金適正化の検証


※3つの★印は、下水道プランにおける重点施策です。


雨水浸透ます設置費助成

市では、各戸への雨水浸透ます設置費用の一部を助成しています。

設置にご協力をお願いします。


油・断・快適 下水道キャンペーン

東京都下水道局が行っているキャンペーンです。

油が下水道管に入るとつまりの原因になるため、油を下水道へ流さないでください。


下水道管(雨水管)の整備状況

下水道管(雨水管)の未整備地区で、浸水被害歴がある地区の整備を優先的に行います。

浸水被害歴のある地区の整備は、今後10年で完了することを目標とします。


ふれあい下水道館

地下25メートルに埋設された実際の下水道管の中に入れるほか、下水道をはじめとする環境に

関する展示を行っています。

所在地 上水本町一丁目25番31号

    入館無料 TEL:042(326)7411


各種イベント

下水道デーにイベントを開催するほか、パネル展、環境講座などを実施しています。


小平市下水道プランは、市政資料コーナー(市役所1階)、下水道課(市役所4階)、ふれあい下水道館、

東部・西部出張所、市内の図書館で閲覧できます。

また、小平市ホームページでもご覧になれます。

なお、市政資料コーナー、ふれあい下水道館、東部・西部出張所では販売もしています(1部350円)。


問合せ

環境部下水道課

TEL:042(346)9560

FAX:042(341)9520

メール:gesuido@city.kodaira.lg.jp

添付ファイル

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所3階

秘書広報課広報担当

電話:042-346-9505

FAX:042-346-9507

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